Design StudioTa

関東学院大学工学部建築学科・デザインスタジオ1a

11.APR-11.JUL  3rd year  (mon)12:50−17:40 「実習棟U」2階、203室デザインスタジオ
4th week 05/05/02 プレゼンテーション(2):デザインの方向性を決定



5/02:記録
授業内容
・各グループごとにプレゼンテーション(2)を行う。
・ワーキングシェルフおよびワーキングスペースの提案とデザインスタジオのレイアウトイメージの提案。

 ●teamA:Yamaguchi/ Asazuma/ Fukushima
 
 ・ワーキングスペース(WS)の大きさは、1400×1400(1.96u)
 →作業性を考えるとコンパクトすぎるのでは?
 ・収納について、ラック、引き出し、箱の特性を整理。隠す収納と見せる収納を使い分ける。
 →収納するボリュームはどれくらいなのか。
 ・パーティションの一部を折り曲げて展示棚として利用。同時に視界も広がることでコミュニケーションもはかれる。
 →もっといろいろなパターンがあるのでは?
 →デスク天板、この支持ではもたない。
 →デスクとシェルフを分けて配置する構成は十分あり得る。
 ・DS全体のイメージはなし。





 ●teamB:Komatsu/ Mochizuki/ Okubo
 
 ・WSの大きさは、約1190×(840+600)(1.71u)で横一列のレイアウトイメージ。
 →ゾーニングを含めたバリエーションのあるレイアウトがもっとあるのでは?。
 →これではデスク面積が足りない。
 ・WSを圧迫感のある不透明パネルで区切るのではなく、ユーザの私物や道具、図面、資料などによって領域を形成する。
 →ユーザの存在性や作業性をWSの構成要素として捉えたおもしろいアイディア。
 ・デスクも透明、中空(70h800d)にして図面などを入れられるようにする。
 →デスクを2層構造にするのは面白いが、物の取り出し方など使用方法を工夫したほうがいいのでは?
 ・パネルは透明にし、ピンナップできる。また、グリットを利用した、物の配置と開閉式の棚板を仕掛ける。(ショーケース)
 ・ピンナップされたパネルは、取り外しが可能で、ミーティングなどへ直接、持ち運びができる。
 →自立の仕方やデスクとの取り合いなど、アイディアから具体的デザインへのスタディーが必要。
 ・周囲との関係は、パネルの開口部を利用して行われる。(物の貸し借りや、視線が通るなど)
 →?。コミュニケーションは、距離や高さの関係、レイアウトなど考察必要。





 ●teamC:Hama/ Oka/ Fukami
 
 ・スタジオで使用する全ての物の寸法を計測。物のボリュームを把握した。
 →大切な作業。ボリュームのわかる写真やデータが無いのが残念。
 ・「傘」の提案。周りをパネルなどで囲わなくても、落ち着いた自分の空間ができる。
 →ある場所の「上部を覆う(=屋根のようなもの)」が「領域」をつくる。「水平」=床、テーブル、「垂直」=壁の要素だけでなく、
  「覆うもの」という要素は、大きな手がかりになる。 また、具体的機能と天井から吊るなど構成方法も検討する必要がある。

 ・ワーキングシェルフの使い方は、ユーザの数だけバリエーションがある。シェルフは未完成でいい。
  あとはユーザが使いながら完成させていけばいい。
 →カスタマイズできることはとても大切。ユーザがカスタマイズできるためのちょっとしたシステムが必要なのでは?
 →「フレキシビリティ」が、なにもデザインしないことの口実にならないように。
  かなり徹底的に考えられた「シンプル」なシステムが必要。
  使用者に応じた可変状態の「サンプル」が10通り以上は必要。
  模型、図面は毎回必須です。






 ●teamD:shiraishi
 
 ・ワーキングスペース(WS)の大きさは、1600×1600(2.56u)
 ・「見開き型のプレーム」と「棚板、天板、ボックスやフックなど備品」の2部構成
  ・フレーム: シェルフの基本構造。同時に天井よりの電気などインフラの受口機能。ピンナップ用パネルとしても機能。
  ・備品: ユーザの使用方法に合わせて自由にフレームに設置。
 ・扱う寸法は、三六判を想定して、300、450、600、750、1800、あたりでスタディー中。
 →V字状に折れた屏風上の垂直要素(帆立)が、やや不安定。
 →フレームの高さを変えるなどの展開方法があるのでは?
 →「帆立」のヒンジ(回転部分)、キャスタ、天板のサイズと材質など。
  現時点では、帆立は「木材」で制作することを念頭に、細部の詰め(1/10)を行う。





次週5/9の授業予定
<デザインワーク(2):機能、形体、素材、構造、寸法、ジョイント、制作方法などを検討。デザインを決定。 >


プレゼに必要なアイテム。
1)1/10スケールの模型。人体も作ること。
2)1/10スケールの図面。平面図、断面図、立面図、システム図(要素と組み合わせの説明図)。
  A3横、1枚に1アイテム。
3)60のユニットを、DS内にレイアウトした時の表現。1/20模型にて表現。
  各ユニットは、簡単なヴォリューム模型で表現。
4)15:00までワーク。15:30からプレゼン(10分+10分)。

スタジオの大きさは、10m×18m →
以上。

- syllabus 授業概要
- 05/04/08 課題概要/サイト開設
1st 05/04/11 教員および受講者の自己紹介/課題とスケジュール説明/リサーチワークおよび模型制作など
2nd 05/04/18 リサーチワーク: グループ分け。資料と関連情報を収集、整理、分類
3rd 05/04/25 プレゼンテーション(1)及びデザインワーク(1): デザインのアイデアをスケッチ、モデルによって表現
4th ・05/05/02 プレゼンテーション(2): デザインの方向性の決定(実現可能なデザインと構造の確認)
5th 05/05/09 デザインワーク(2): 機能、形体、素材、構造、寸法、ジョイント、制作方法など検討
6th 05/05/16 プレゼンテーション(3): 1/10模型と図面(平面図、立面図、断面図、詳細図)
7th 05/05/23 コンストラクションワーク(1): 製作用の図面(原寸図)を作成。使用材料の寸法確認
8th 05/05/30 コンストラクションワーク(2): 材料の入手、工具の整備、作業場所の確保
9th 05/06/06 コンストラクションワーク(3): 道具の練習、材料の切出し、ジョイント部の検証
10th 05/06/13 コンストラクションワーク(4): 材料切り出し、ヤスリ掛け、組立て、役割分担、スケジュール確認
11th 05/06/20 コンストラクションワーク(5): ヤスリ掛け、塗装、スケジュール再確認、プレゼンテーション資料作成
12th 05/06/27 コンストラクションワーク(6): モックアップ完成、プレゼンテーション資料作成
13th 05/07/04 ドキュメンテーション(ポートフォリオ作成、モックアップの写真撮影)
14th 05/07/11 ファイナルプレゼンテーション [ゲストクリティック;横山敦士氏(ヨコヤマデザイン事務所主宰)]
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Design Studio 1a, Department of Architecture, College of Engineering, Kanto Gakuin University in Yokohama Japan.