Design StudioTa

関東学院大学工学部建築学科・デザインスタジオ1a

11.APR-11.JUL  3rd year  (mon)12:50−17:40 「実習棟U」2階、203室デザインスタジオ
3rd week 05/04/25 プレゼンテーション(1)及びデザインワーク(1):デザインのアイデアをスケッチ、モデルによって表現



4/25:記録
[前半]各グループごとにプレゼンテーション(1)を行う。
 ・リサーチワークの結果の発表
 ・ワーキングシェルフおよびワーキングスペースの提案とデザインスタジオのレイアウトイメージの提案。




 ●teamA:Yamaguchi/ Asazuma/ Fukushima
 
 ・矩形のデスクではなく、中央で135度(?)に屈曲するデスク。
 →なぜ「135度」なのか、検証が必要。
 ・多数のポール間にシート状の「スクリーン」を展開して、デスク前面を遮蔽することができる。
 →複雑なメカニズムは有効か?
 ・「繭」型平面のデスクユニットを4つ一組で線状にレイアウト。
 →もっといろいろなパターンがあるのではないか?
 ・「デッドスペース」をネガティヴな要因とのみ考えず、有効に活用するアイデアが求められるのではないか?





 ●teamB:Komatsu/ Mochizuki/ Okubo
 
 ・実際にDSが4年生等によって使用されている現状を観察したリサーチ。
 →いい着眼。しかし、デザインにうまく活かされていない。
 ・主に、個が「集中する=こもる」ためのブースのデザイン5、6点。
 →個々のアイデアはいいが、可変性の仕掛けと有効性。(本当に想定したように機能するのか?)に疑問がある。
 ・DS全体のイメージはなし。
 →???実際に2m高のブースが林立するとかなり圧迫感の強いスペースになるのでは?





 ●teamC:Hama/ Oka/ Fukami
 
 ・DSでの活動のリストアップとDSというスペースが備える特性の指摘。
 →言語のみで表現されていて、抽象的。具体的な情景、状況をイメージできるようにすべき。
 ・「無駄のない」正六角形平面のユニット。
 →ブース同士は隙間なく設置できるが、矩形の部屋に六角形ブースを配列すると相当な「デッドスペース:隙間」が必ず生じる。
 ・「オープンスペース」の提案。
 →せっかく捻出したこの「OP」がどのように使われるのか?





←テストです。(Quick Timeが必要です)

[後半]プレゼンテーション(1)にたいする包括的なクリティック、および、インストラクターのプレゼンテーション。
・各インストラクターから、「コンセプトレヴェル」でのポイントを指摘。
・「個(ワーク)」と「グループ・コモン(コミュニケーション)」。
・DSでしか得られない、機能や空間特性はなにか?(非日常性?)。
・遮蔽/開放。
・集中/拡散。
・露出・表出・展示/ストック。
などなど。

上記を踏まえてデザインワーク(1)をグループで行う。
 ・グループミーティング


次週5/2の授業予定<プレゼンテーション2およびデザインワーク>
場所:実習棟2F 「デザインラウンジ」

1)プレゼンテーション2(開始時間:13:30)
社会に出たら「プレゼ」はクライアント(仕事の依頼者)に行うもの。遅刻や段取りのミスは致命的(仕事がキャンセルされる)なので
十分に余裕をもって準備する。最低30分前にセットアップ完了。

プレゼする空間の特性を把握して、見やすく分かりやすい = 自分たちの意図やアイデアが的確に伝わるようにすること。
DLにはプロジェクターも常設されているので、事前に連絡(TAに)があれば使用可能です。

以下についてのプレゼンテーションを行う。
@ワーキングシェルフのデザイン。
Aワーキングシェルフによって構成されるワーキングスペースのデザイン。
Bワーキングスペースのレイアウトデザイン。(デザインスタジオの風景)


・このプレゼンテーションでは、体裁を整える必要はなく、何をリサーチして、どのようなことを問題にし、どうデザインを
 導いたのかがスケッチや模型などでたくさん表現されることが大切である。
・プレゼンテーションに使う用紙の大きさは、A3(横使い)に統一する。(A3、4枚でA1になります)
・1シートには1アイテム(項目)を表現。
・字の大きさ、図の大きさにも配慮する。
・プレゼンテーションしたスケッチ・模型などはスキャン、撮影などしてデータ化する。

○プレゼンテーション2に向けて(メモ)
・デザインコンセプトが明確に形体に表出されていること。(再度4/18の記録を参照のこと)
・個人(work)とコモン(group work, presentation)の関係を形体に表出させる。
・カタログなどから資料収集により、現在の動向や、基本的構成など知識としての情報収集は有効であるがそのまま引用はしない。
・カタログなどから得る具現的なデザインソースの表層をいきなり加工するという小手先デザインではなく、
 本質的・原初的なことからスタートして形体を導くこと。
・0からデザインをスタートする。つまり、ありとあらゆるものを手がかりとする。例えば、ワーキングシェルフを「小さな建築物」と
 して捕らえるなど。
(台所のレイアウトは都市計画である)
・平面的ではなく、立体的に思考し、デザインをする。
・1/1でモックアップを制作することを想定してデザインする。
・「ワーキングシェルフ」、「ワーキングスペース」、「デザインスタジオ」は、それぞれ独立して成り立つものではない。
 それぞれが密接に関係していることで初めてその存在が説明できる。したがってデザインも同時進行で行う。


以上。
- syllabus 授業概要
- 05/04/08 課題概要/サイト開設
1st 05/04/11 教員および受講者の自己紹介/課題とスケジュール説明/リサーチワークおよび模型制作など
2nd 05/04/18 リサーチワーク: グループ分け。資料と関連情報を収集、整理、分類
3rd ・05/04/25 プレゼンテーション(1)及びデザインワーク(1): デザインのアイデアをスケッチ、モデルによって表現
4th 05/05/02 プレゼンテーション(2): デザインの方向性の決定(実現可能なデザインと構造の確認)
5th 05/05/09 デザインワーク(2): 機能、形体、素材、構造、寸法、ジョイント、制作方法など検討
6th 05/05/16 プレゼンテーション(3): 1/10模型と図面(平面図、立面図、断面図、詳細図)
7th 05/05/23 コンストラクションワーク(1): 製作用の図面(原寸図)を作成。使用材料の寸法確認
8th 05/05/30 コンストラクションワーク(2): 材料の入手、工具の整備、作業場所の確保
9th 05/06/06 コンストラクションワーク(3): 道具の練習、材料の切出し、ジョイント部の検証
10th 05/06/13 コンストラクションワーク(4): 材料切り出し、ヤスリ掛け、組立て、役割分担、スケジュール確認
11th 05/06/20 コンストラクションワーク(5): ヤスリ掛け、塗装、スケジュール再確認、プレゼンテーション資料作成
12th 05/06/27 コンストラクションワーク(6): モックアップ完成、プレゼンテーション資料作成
13th 05/07/04 ドキュメンテーション(ポートフォリオ作成、モックアップの写真撮影)
14th 05/07/11 ファイナルプレゼンテーション [ゲストクリティック;横山敦士氏(ヨコヤマデザイン事務所主宰)]
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Design Studio 1a, Department of Architecture, College of Engineering, Kanto Gakuin University in Yokohama Japan.