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Archive of posts tagged 授業ブログ

1/100スタディモデルとエスキスチェック02

エスキスチェック後、幾つかの案をピックアップし、スタッフからアドヴァイスが行われました。
・建物は、制約の何もない所に単体で建てるわけではなく、方位、隣接建物の視線など関係のあり方や海の見える風景の取り込み方など敷地との関係の中で建物の配置計画やプランニングをしていく必要がある。

study model 01

・イメージモデルとして各階の大まかな構成を捉えることができるわかりやすい模型。
 
study model 02

・敷地Bを選択。
・計画する建物単体だけを作るのではなく、敷地周辺の建物や樹木などを作ることで、敷地の状況がとてもよくわかる模型になっている。
・計画する建物が敷地に対してどのように対処しているのか、また、対処を必要とする箇所を検討する上で有効なスタディモデルの作り方である。
 
study model 03

・各階輪切り状のフロアを前提にスタディしていくのではなく、断面計画をしていく中で全体ヴォリュームをスタディしているよい案。
・海側に配した+αのプログラム(ライブハウス)の大きなボリュームと住居との関係をスキップフロアで構成している。
 
study model 04

・コンセプトが明快にわかる模型で、グルグルと周りながら各フロアへスキップしていく案だが、より周辺環境との関係を検討していくことでコンセプトが積極的な場所に対する提案になるのではないだろうか。

study model 05

・近隣を含めた敷地図を用いて周辺の状況を意識しながらスタディしている案。
・ヴォリュームを間違えてしまってはいるものの、道路の向かいにある大きな桜並木を積極的に建物の計画に取り入れるなど、ここにしかない設計をしようとしている。
 

 
課題2における階段やエレヴェーターの考え方について

 

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2011年度「建築設計製図3」課題2 説明

課題2:「ここにしかない家―20年後に自分の家族が住む場所+α」
鉄筋コンクリート造もしくは鉄骨造。3階建て以上5階建て以下。
約20年後の「自分自身の家族」が一緒に住む「家」プラスアルファの機能をもつ建物を設計する。
敷地は、比較的密度の高い都市的な環境。配布敷地図を参照。6/10~7/22:7週間。

なお、「課題1」の評価が不可の場合は、「課題2」には進まず、「課題1」の再制作を「課題2」とする。

この課題では、以下の6項目に留意して設計案を作成すること。1)立地する場所、周辺環境と建築物の関係。2)適正な平面計画と断面計画(ゾーニングと動線)。3)適正な構造計画。4)建物の用途を充足するための空間や装置(設備計画)。5)建物の外観デザイン。6)図面(設計図書)と模型によって、設計案を十全に表現する。
「課題2」の設計条件と提出物:
1) 敷地:配布敷地図(1/2500、1/500)の図示された範囲。「A」または「B」のいずれかを選択する。
2)建物の延床面積、建築面積、および建築物の最高高さ:各自が決定する。
3)必要諸室(空間)と規模:各自が決定する。
4)主要構造:鉄筋コンクリート造(ラーメン=フレーム式もしくは壁式)あるいは鉄骨造。
5) 建物の周辺の外部空間もデザインすること。
6)最終提出物:図面(設計図書)および模型:
・A2サイズ用紙(横使い)。枚数は任意。各シート右下に、図面番号、図面名称、縮尺、氏名、学籍番号を必ず記入する。
・ 必要図面の種類と縮尺と数量:配置図(1/100、敷地周辺も表現。建物は屋根伏図で表現)、平面図各階(1/50)、断面図2面(1/50)、立面図4面(1/50)、外観透視図1点(周辺の様子も必ず表す)、内観透視図1点。エスキス(スケッチ)。ダイヤグラム(説明図式)なども添付。
・ 図面構成は自由。ただし図面の種類ごとにシートを分ける。見やすくて分かりやすく、かつ美しくレイアウトする。
・ すべての図面は手描き。提出図は原図。彩色、陰影、床や壁他のテクスチャ、点景などをきちんと表現する。エスキス(スケッチ)の用紙にはトレーシングペーパー(A3等)を使用する。
・ 表紙:設計案のタイトル、設計案の説明、模型写真、氏名、学籍番号を、表紙シートに記載する。
・ 模型:構造模型(1/100)および敷地全体を含む外観模型(1/50)。模型写真は表紙に添付する。
7)「課題2」作品の最終提出の日時・場所:
2011年7月22日(金)、13時、EF館402設計製図室。

「課題2」スケジュール
第1回目06/10:「課題2 」の説明。
スタジオワーク(SW)01「敷地の見学と選択」。
宿題(HW)01「イメージスケッチ、プログラムの決定。配置計画と平面計画」。

第2回目06/17:みなとみらい21地区に建つ「実証実験住宅:観環居」見学。
個別指導01@関内メディアセンター。
SW02「イメージスケッチ、配置計画と平面計画」。
HW02「1/100スタディ模型」。

第3回目06/24:中間提出01「1/100スタディ模型」。
個別指導02。
SW03「断面計画」。
HW03「1/100 スタディ模型と平面図、断面図、立面図:1/100」。

第4回目07/01:中間提出02「1/100 スタディ模型と平面図、断面図、立面図:1/100」。
個別指導03。
SW04「構造のスタディ」。
HW04「構造計画」。

第5回目07/08:中間提出03「構造模型1/100」。
個別指導04。
SW05「全体の再検討と1/50でのスタディ」。
HW05「1/50模型の制作」。

第6回目07/15:中間提出04「1/50模型」。
個別指導05。
SW06「図面の製図と模型制作」。

第7回目07/22:最終提出。採点。

第8回目07/29:「課題2」講評と発表。(予定)
関東学院大学建築学科授業ブログ・建築設計製図3

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課題1 「普通の家」 レビュー

各スタッフより課題1の総評とアドヴァイスが行われました。
■設計について
・周辺環境を考慮せず、敷地の中にどのように建物を設計するのかばかりに注目してしまっている。自分の設計する建物が、街並みや景観を形成しており、それが社会性のあることだと認識すること。建築はいろいろな関係の中で成り立っており、設計した建物が街並みや社会とどのように関係し、社会に寄与するのかなど十分に考えて課題2を取り組んで欲しい。

・柱は上下階を通したり、スパンの飛ばしすぎに注意し、バランスの良い架構や筋交いの有無の違いなど感覚的にでも捉えておくとよい。(参考:木構造に関するレクチュア
・床、壁、天井、外壁、屋根などの素材を具体的にイメージして、そのテクスチュアや色合いも検討して欲しい。
・断面の計画においては、上下階の関係を意識しながら換気や通風などについても配慮して検討して欲しい。(参考:環境設備に関するレクチュア
・雑誌やwebなど良いと思う事例を探して積極的に参考にするとよい。

■製図、プレゼンテーションについて
・提出する「図面(設計図書)」と「模型」に、「全て」を表現すること。
・授業名の「建築設計製図」でもわかるように、「設計」と「製図」の授業という位置付けのため、図面は、必要な情報を全て表記し、密度を上げて完成度を高めること。
・案内図は設計する建物がどのような街並みや都市に位置しているのかを表現する大切な図面である。
・配置図は、敷地内の情報のほかに、並木や公園などの周辺環境や隣接する建物などとの関係を表現する大切な図面である。
・面積表は、敷地面積と建築面積、および、1階床面積、2階床面積、延床面積を表記する。
・良いと思う事例を探して、有効な図面表現を積極的に参考にして欲しい。
・図面用紙は、コピー用紙は避け、用紙を統一し、質感など大事にして選んで欲しい。(エスキスの用紙にはトレーシングペーパーを使用する。)
・図面構成については、製図に取り掛かる前に、下書きシートなどを各シート毎に大まかに作り、何処に何をどれだけの大きさでどのようにレイアウトするのかを事前に検討しておくと、全体の枚数もわかり作業量も把握しやすく、また記載内容のチェック用紙としても役立つ。
・模型材料など工夫してスケール感を持って市販に頼らない独自性のある模型を制作して欲しい。
・発表は、はずかしがらず大きくわかりやすい言葉で、図面を指し示しながら要点を端的にプレゼンテーションすること。
・課題をやり放しにするのではなく、ブラッシュアップし、ドキュメンテーションとしてポートフォリオを作成するとよい。

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課題1 「普通の家」 図面の提出

みなさん課題1の提出おつかれさまでした。提出物を決められた時間の中で揃えて出すことの大変さを感じたのではないでしょうか。 どんなに案が素晴らしくとも、図面や模型が未完成であったり雑で表現が不十分だと、誰にも理解してもらえません。やはり日々の積み重ねが大切で、作業量と時間を把握しながらスケジュールを管理し、課題に取り組んでいく必要があります。
 次回(6/10)は、課題1の優秀案の発表と講評、そして次の課題の説明です。ピックアップされた案の発表からヒントを得たり、講評での各スタッフのアドヴァイスを次へ生かして取組んで下さい。

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スタジオワーク05 / Studio Works 05
エスキスチェック05 / Esquisse Check 05


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