課題2:「ここにしかない家―20年後に自分の家族が住む場所+α」
鉄筋コンクリート造もしくは鉄骨造。3階建て以上5階建て以下。
約20年後の「自分自身の家族」が一緒に住む「家」プラスアルファの機能をもつ建物を設計する。
敷地は、比較的密度の高い都市的な環境。配布敷地図を参照。6/10~7/22:7週間。
なお、「課題1」の評価が不可の場合は、「課題2」には進まず、「課題1」の再制作を「課題2」とする。
この課題では、以下の6項目に留意して設計案を作成すること。1)立地する場所、周辺環境と建築物の関係。2)適正な平面計画と断面計画(ゾーニングと動線)。3)適正な構造計画。4)建物の用途を充足するための空間や装置(設備計画)。5)建物の外観デザイン。6)図面(設計図書)と模型によって、設計案を十全に表現する。
「課題2」の設計条件と提出物:
1) 敷地:配布敷地図(1/2500、1/500)の図示された範囲。「A」または「B」のいずれかを選択する。
2)建物の延床面積、建築面積、および建築物の最高高さ:各自が決定する。
3)必要諸室(空間)と規模:各自が決定する。
4)主要構造:鉄筋コンクリート造(ラーメン=フレーム式もしくは壁式)あるいは鉄骨造。
5) 建物の周辺の外部空間もデザインすること。
6)最終提出物:図面(設計図書)および模型:
・A2サイズ用紙(横使い)。枚数は任意。各シート右下に、図面番号、図面名称、縮尺、氏名、学籍番号を必ず記入する。
・ 必要図面の種類と縮尺と数量:配置図(1/100、敷地周辺も表現。建物は屋根伏図で表現)、平面図各階(1/50)、断面図2面(1/50)、立面図4面(1/50)、外観透視図1点(周辺の様子も必ず表す)、内観透視図1点。エスキス(スケッチ)。ダイヤグラム(説明図式)なども添付。
・ 図面構成は自由。ただし図面の種類ごとにシートを分ける。見やすくて分かりやすく、かつ美しくレイアウトする。
・ すべての図面は手描き。提出図は原図。彩色、陰影、床や壁他のテクスチャ、点景などをきちんと表現する。エスキス(スケッチ)の用紙にはトレーシングペーパー(A3等)を使用する。
・ 表紙:設計案のタイトル、設計案の説明、模型写真、氏名、学籍番号を、表紙シートに記載する。
・ 模型:構造模型(1/100)および敷地全体を含む外観模型(1/50)。模型写真は表紙に添付する。
7)「課題2」作品の最終提出の日時・場所:
2011年7月22日(金)、13時、EF館402設計製図室。
「課題2」スケジュール
第1回目06/10:「課題2 」の説明。
スタジオワーク(SW)01「敷地の見学と選択」。
宿題(HW)01「イメージスケッチ、プログラムの決定。配置計画と平面計画」。
第2回目06/17:みなとみらい21地区に建つ「実証実験住宅:観環居」見学。
個別指導01@関内メディアセンター。
SW02「イメージスケッチ、配置計画と平面計画」。
HW02「1/100スタディ模型」。
第3回目06/24:中間提出01「1/100スタディ模型」。
個別指導02。
SW03「断面計画」。
HW03「1/100 スタディ模型と平面図、断面図、立面図:1/100」。
第4回目07/01:中間提出02「1/100 スタディ模型と平面図、断面図、立面図:1/100」。
個別指導03。
SW04「構造のスタディ」。
HW04「構造計画」。
第5回目07/08:中間提出03「構造模型1/100」。
個別指導04。
SW05「全体の再検討と1/50でのスタディ」。
HW05「1/50模型の制作」。
第6回目07/15:中間提出04「1/50模型」。
個別指導05。
SW06「図面の製図と模型制作」。
第7回目07/22:最終提出。採点。