住居に本人の事務所+カフェを+αして計画。鉄筋コンクリート造5階建て。1階にカフェ、2階に事務所、3-5階に住宅を配して中央西側にヴォイドをもつ案。課題1からさらに空間や室を繋げながら人を繋げることを目指している。図面は、模型提出から大きく変更しており、先週、指摘をうけた東側の閉鎖的な中庭をなくした一方で、西側にヴォイドを上階まで通してプランニングし直している。(参考:前回の模型提出+レヴュー)
・図面においてフカシ(*)の表現までしており、1/50の図面として上手に描けている。外壁の素材を意識して模型制作、製図した方が良い。
・タイトルにもある南面する3階リビング吹抜け部にある「大開口」は、もう少し換気を配慮した開口のあり方の方が良い。図面にも表現すること。
・ヴォイドに面した通路や4階の吹抜け部にある通路が、何する場所なのか曖昧なままでその使われ方がイメージしづらい。
・前回、模型提出で指摘された問題をそのままにせず、この1週間で改善しようと案を大きく変更してくるエネルギーがすばらしい。
・細部にこだわりすぎて主眼となる部分が見えづらい。もう少し重要な部分に焦点を絞って取り組んだ方が案も整理されてくるのではないだろうか。
・リビングの吹抜け部にある床(4階)はやめて、最上階の2層吹抜けで良かったのではないだろうか。
*フカシは、コンクリートをおさまり良く打設するために余分にとる寸法で、構造計算上必要な鉄筋からコンクリート表面までの寸法(かぶり)に、さらに余分にとった部分のことをいう。